2017読書記録 20冊
燃えよ剣(上) 司馬遼太郎
今の日本があるのは幕末にキラ星のごとく素晴らしい若者がたくさん出てきたからだと思う。またそう思わせてくれたのは司馬遼太郎だ。
この本、新選組副長の土方歳三が主人公。当時の写真が残っているがめちゃめちゃ男前。で、剣の達人。
司馬遼太郎の凄いところはフィクションなのに史実と勘違いしてしまうところ。これはもう作者の力量以外の何ものでもないですね。
土方歳三、新選組で活躍する前。京に上る前の夜這いをしてたエピソードが出てくるんですが、しかし凄い風習ですよね。いつごろまで残っていたのか。田舎だと戦前までは残っていたというようなことも聞いたことあるけど。今なら即強姦罪に家宅侵入罪だよね~、などと全く違うことを考えながら読んだりした。
新選組という組織というか夢のために邁進した男。土方歳三が幕末を生き抜いていたならば明治の軍の参謀で更にすごい軍隊が出来ていただろうなと思う。惜しい人を無くしたものだ。
土方歳三、享年34歳
歳三が生きることが出来なかった53歳を生きている。その1点だけでも感謝に値する人生である。
おれは、まだまだやれる。まだまだ頑張れる!!