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2017.07.26

カテゴリー:那珂川町南欧風SCの家

基礎工事 立ち上がりコンクリート 基礎外断熱 外断熱二重通気でつくるソーラーサーキットの家

那珂川町南欧風SCの家、立ち上がりコンクリート打設工事です。 立ち上がりとは、垂直方向の基礎部分で布基礎とも呼びます。 こちらの家は、外断熱二重通気でつくるソーラーサーキットの家という工法でつくります。 基礎も壁も屋根もすべて外断熱です。 外断熱でつくるといろんなメリットがあるのですがご存知ですか? 先ずは、基礎工事中なので「基礎外断熱」についてご説明します。 基礎外断熱のメリット 1.基礎コンクリートが外気温の影響を受けにくい コンクリートは熱の影響を受けやすいものです。そのコンクリートが断熱材のおかげで直接外気に触れません。 2.地熱の有効活用が出来る 基礎コンクリートの内部と床下空間が外気温の影響を受けにくいので、家の下の地中の温度が安定しています。つまり地熱が安定しています。その地熱を有効活用できます。 井戸水を思い出してください。地中深くにある井戸水は、外気温の影響を受けにくいので「夏はヒンヤリ冷たく、冬はほんのり暖かい」です。水道水は、水道管が埋設されているのが地表に近いので外気温の影響を受けやすく「夏は生温く、冬はキンキンに冷えています」 この現象は井戸水が地熱の有効利用をしていることを表しています。外断熱の基礎も井戸水と同じ原理です。 3.基礎コンクリートが直接外気に触れることがないので耐久性がアップする 物を劣化させるのは、太陽光(紫外線)であり、空気(酸素)であり、雨(水)です。それらが断熱材があるお蔭で、基礎コンクリートに外側から直接当たることがなくなります。単純ですが凄いことなんですよ。 4.床下空間が結露する危険性がなくなる、ジメジメ床下とさらば! 断熱材をコンクリートの外側に取り付けることで床下が結露する危険性がなくなります。結露=水分は、ジメジメの大きな要因です。 5.基礎コンクリートが蓄熱体の役割をしてくれる 外気温の影響を直接コンクリートが受けないので、コンクリートの特性の一つである熱を貯め込めることができる性能を発揮できます。マンションの最上階が真夏にクーラーを付けてもなかなか効かないのはコンクリートが昼間に太陽の熱を貯め込んでいるて、いつまでも熱を出し続けているからなんです。 基礎外断熱では、そのコンクリートの特性を良い方に利用できます。例えば冬場は室内の暖房の熱を貯め込んでくれる。夏場は地中のヒンヤリ感を保ってくれる。それは、基礎コンクリートが外気温の影響を受けにくい外断熱であるからこそ可能なことなのです。 外断熱でつくる基礎はこのようにメリット満載です。 では、デメリットは? これも書かないといけませんよね。 基礎外断熱のデメリット 1.手間暇かかるのでいい加減な施工管理では出来ない、丁寧な仕事がもとめられる 2.普通の基礎より金額がアップする デメリット少ないですよね。いいことばかり書いていてはいけないのでデメリットも書きました。 多くの皆さんは家づくりのプロではありません。知っている情報は限りあることとお思います。 特に自分の興味ないことに関しては調べることをしませんというか調べようがないですよね。この辺のことはテレビでも情報が出てくることはほとんどありません。ご自分で地道に調べないと分からないことです。たどり着かない方も多いのではと思います。そして、多くの方が知らないまま家をつくっています。しかし、家の性能(断熱・気密・換気)に関しては、後から知って後悔しても手遅れなんですよ。リフォームでの対応は不可能に近く新築と同じぐらいの金額がかかる場合もあるのですから。 冬の季節、家の中で「トイレが寒い」「洗面所が寒い」「浴室が寒い」1階の床が冷たい」「足元がスースーする」「窓ガラスが結露する」など感じたことありますか。 その不快な住み心地は、基礎を外断熱にすること、家の断熱性能を上げることで解決します。そして、プラス 窓を樹脂サッシにすることで解決します。 この家は、その対策がなされた住み心地のいい家です。

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