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2018.01.20

カテゴリー:読書日記

余命10年 小坂流加 悲しくて切なくて、ただただ悲しくて・・・

余命10年 小坂 流加著 2018年 読書記録 3冊目 正月休みのとき書店で帯び買い。帯び買いが今年のマイブームかな(笑 読み始める時に表紙裏に書いてある作家さんの略歴に愕然とする。余命10年というのは実話?実体験? ググっても表紙の裏に書いてある以上の作家さんの経歴は調べることが出来なかった。 読むかどうか迷ったけど読むことにした。 読み始めると止まらなかった、約4時間一気に読んだ。 主人公は20歳の茉莉(まつり)ちゃん、私は知らなかったのだが花の名前。で、ブログを書いている今画像を検索
また涙が出てきた。だって物語の茉莉ちゃんのイメージそのものだもん・・・ 20歳の時に茉莉ちゃんは、余命10年を宣告される。物語では詳しい病名は出てこない。 人は誰しもいつか死ぬものである。しかし、20歳の時に余命10年の宣告をされたらどうだろ? 「死ぬ準備はできた。だからあとは精一杯生きてみるよ。」 死ぬのが怖くなるから恋をしない。 でも運命はいたずらだ。好きな人が出来る。どうしようもないぐらい好きな人が。 でも、茉莉ちゃんは自分から身を引く。 これ以上詳しく書くとネタバレになるのでこのくらいで。 ステキな家族がいて、ステキな親友がいて、ステキな恋人がいて。でも余命はあと少し・・・ 茉莉ちゃんの強さが余計につらく悲しくて。読んでいてたまらなくなる。 またこれを書いていても思い出して泣いてしまう。 茉莉ちゃんの決断は50過ぎの私でもできない。茉莉ちゃんは強くて美しい人だ。 辛く悲しい物語だけど、茉莉ちゃんのことを考えれば今の自分がいかに幸せかを実感するし、なんでもできそうな気がする。 しかしこの本、あまりに辛く切ない物語なので私はおススメできない。娘も読んだが目を真っ赤にはらして落ち込んでた。 次に読み返すことがあれば、私は途中で本を読むのを止める。私の心の中だけでも茉莉ちゃんを生き続けさせる。特に彼女がイキイキしているところで読むのを止めよう!

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